顔面多汗症⇒胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)

顔面多汗症を手術で治療する場合「胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)」という手術方法が用いられます。元々は、手汗を治療するために行われるのが一般的ですが、最近は顔汗の治療手術としても使われます。

 

但し、副作用が殆どの人に発生する手術でも有りますので、メリット・デメリットをしっかりと把握した上で手術するかどうか決定して下さいね。

 

胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)とは

胸腔鏡下交感神経節遮断術(以下ETS)とは、その名の通り「交感神経」を遮断してしまう手術の事を言います。こちらの記事でも書きましたが、汗が発生する原因には交感神経が過敏になってしまうことが1つの理由として挙げられます。

 

ETSは、その原因を元から遮断してしまおうという手術です。とは言え、全ての交感神経の働きを遮断してしまうと、汗なんかよりも大きな問題が発生してしまうので、実際には発汗作用を抑える交感神経だけを少し切除することになります。

 

ETSはそこまで難しい手術ではなく、手術時間も数十分程度で終わりますし、ETSを受けた人の98%は顔汗が止まると言われている非常に効果的な手術です。

 

どんな副作用が発生する?

但し、「代償性発汗」と呼ばれる副作用がほぼ例外なく発生します。代償性発汗とは、読んで字の如く、元々顔から出ていた汗が他の部位から出てくる事です。(顔汗対策で手術をした場合)

 

ETSを受けて局部の発汗が少なくなったとしても、人間の本来の発汗量が変わる訳では有りません。例えば、仮に顔汗対策のためにETSを受けたのであれば、元々顔から出ていた汗は他の部位から出ざるを得ませんよね。

 

これにより、背中やお腹・足などの代わりの部分から汗が大量に出てくるという訳です。

 

「顔汗さえなくなれば人生が変わるのに・・・」と考えている人にとっては、代償性発汗なんて問題ない!のかもしれませんが、実際それによってどんな問題が引き起こされるのかは、代償性発汗を体験してみないと分からないものです。

 

ですので、手術は最終手段と考えてその他の対策で何とか出来ないか?をまずは考えるようにして下さい。顔汗を気にせずに「デートする」「仕事をする」という観点だけで考えれば、顔汗対策グッズの「サラフェ」でも十分対処可能です。